中学校の教育課程に武道の必修化が始まるようですね。ところが、武道の練習中に子供を亡くした保護者から安全確保をもとめる要望が届いたようです。まあ、どちらの意見も正当性があるから何とも言えませんが、やっぱり現場は大変になりますね。イメージとして武道を教える教官は強くなる為ではなく自分の身は自分で守るという事を教えたいわけですから、多少の危険は伴うわけです。そうしないと危険を察知することすら出来ないことになりますからね。危険を察知すると言う意味は自分自身の事もそうですが、相手側に対する危険性も察知してあげなくてはなりません。恐らく、武道必修の目的はここにあるはずです。だけれども、保護者においては双方ではなく、自分の子供の安全だけを目的にした論議なのではないかと考えます。子供を亡くされた方からしたらこの文面に対していろいろ反論は有ると思います。
ただ、最近特に思うのは相手方に完璧を求めすぎと言う事だけですね。武道に限らず、水泳だって体操だって、またまた理科の実験だって危険は伴うんですから、それをもっとはっきり明示して現場は対応するしかありませんね。それなのに、安全で安心な教育現場・・・、なんて事を掲げるものだから後から大変な目に遭うわけでしょう。ご苦労様です。