大学時代からの愛読書に、『ベストカー』があります。大学時代には友達から借りて読む程度でしたが、さすがに卒業してからは自分で買うようになりました。それからかれこれ30年近く、おそらく欠かさず購入して読んでいます。その中にいつも楽しく読んでいたコラムがあって、私のここでの表現の一部にこのコラムが少なからず影響しているはずです。先月号で秋のキノコ狩りに関する記載がありました。教養がある人はキノコと言えばしっかり見分けて楽しむ事が出来るけれど、教育しかうけていない人はキノコと聞くと毒キノコとの見分けが付かないので秋の旬を楽しむ事はしない・・・、と言うような意味合いの文章だったと思います。なるほど、そう言われてみれば私もキノコの事なんか全くわからないから、山に入ってもキノコを採って食べようなんて教養はありませんね。ある意味勿体ない事かもしれません。
この人の名は徳大寺有恒さんです。そう、つい先日突然くも膜下血腫で亡くなりました。学生時代を含めると30年以上、私の頭の中に存在していた人がまた一人亡くなってしまいました。日本の自動車業界の発展を見守っていた人ですよね。つい先日小林章太郎さんも亡くなってしまったし。だけど、ほとんどの日本人はこの人達の事を知らないでしょうね。
話は少しそれてしまいましたが、教育と教養、同じようで全く違う価値観だとあらためて気付いた今日この頃です。