さあ、新しい一年が始まりました。ことしも、相変わらずのこの国。早速教師の体罰問題で盛り上がりました。もちろん、今回の報道を見る限り体罰と言うより暴力致死事件ですから許される事はありませんが、その場に居合わせた他の教師を学校の校長さんが若いその教師の将来を考えて・・・。こんなコメントが校長さんから出る事自体もう教育現場は終わっているんだなあ、と思ってしまいますね。もう、先生と呼ぶのを止めた方が良いですね。
身内をかばう日本人気質。まあ、私にもそういう気持ちが無いわけではありません。私の友人の会社社長が、私の助言よりも社員の意見を優先する様な発言をしていました。その当時はなるほどそんなに社員の事を家族と同然のように考えているんだなあ、と思っていました。だけど、結局その従業員さんは社長に背いてその会社を辞めてしまいました。結局顧客の意見に聞く耳を持たないとだれしも裸の大様になってしまうんですよね。
以前にも感じた事ですが、我々の業界も持ちつ持たれつで身内に甘い事が多いんです。別にどっちが正しいというわけでは無く、さまざまな意見に耳を傾ける事が上に立つものに求められる資質です。少数意見に耳を貸さない多数決絶対主義は民主主義とは呼べませんね。
教育委員会も、獣医師会もその他沢山の団体も同じでしょうね。そんな団体が、社会に対して良い結果を出せるわけありません。
多くのメディアも体罰の是非を討論する暇があるくらいなら、体罰ゼロでスポーツ日本一になっている高校の取材、報道をしてみて欲しいものです。恐らく少数意見を持った指導者が居るはずです。もしそんな学校が無いとなったら・・・。ほんとに怖い国ですね。