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September 13, 2018

ハラスメント合戦? ID:1536793117カテゴリー » 院 長

最近立て続けになんちゃらハラスメントの話題ばかり。少々やり過ぎ感もあり、ごもっとも感もありと言うことでしょうかね。
物事を常に白黒決着する考え方は、アメリカ人の良いところと悪いところの共存する文化の押しつけだと考えて、日本人である私は時と場合、程度によって同じ事象でも同じ評価にはならないと考えております。日本人はそれで良いと思います。じゃないと日々の生活が楽しくありません。
たまたま昨日高校時代の友人が遊びに来てくれて、経営者の辛さ談義で少々盛り上がりました。人材不足と忍耐力不足、知識不足に打たれ弱さ。結局昔は良かったって年寄りの口癖のような結論で終わった感じでした。
私の診療は、基本ドクターハラスメントととらえられても仕方ない場面が多々あると思います。それを避けて心使いばかりの易しい説明では解決しないと判断することがどうしても多くなっていると考えているからです。打たれ弱い人が飼い主の場合、相当なストレスになることでしょう。言葉の問題だけれども、ある程度正しく相手に伝えることってとても難しいので、安全で安心な世の中が正しいと思っている人たちからすれば、ダイレクトな表現は不完全で不安が増幅する結果になります。そうなると、いくら説明を聞いていても、言葉自体が脳に入らず耳が閉じてしまいます。すると、この人理解できていないなと感じますので、繰り返し同じ事をいろいろな表現を使って伝えようと考えて、何度も同じような説明を繰り返してしまいます。そうなると結果としてハラスメントと感じる事に繋がってしまいそうです。
聞く側がある程度社会的、精神的成熟度があって理解力がそれなりに備わってさえいれば何度も説明せずに伝わりますが、そうで無い場合は結局どんな方法をとっても伝わることが難しいと理解する事が寛容かと思えてきます。
この事は、従業員教育も同じです。同じセミナーを聞いても、伝わり方は人それぞれですよね。上手に理解できる人は聞くだけで次の場面から得た知識を利用できますが、そうで無い人は、昨日と同じこと(つまりは、マニュアル通り)を繰り返そうとします。
最後はいつも同じ結末ですが、教育と報道のあり方がこれを打開する方法であり、同じく原因でもあるということでしょう。世の中、いろんな人がいると思って、今日も一日頑張りまっせ!!!

Up — posted by 管理人 @ 07:58AM