鬱陶しい長雨が続きます、さすがに『もう結構です』と叫びたいこの頃です。
そんな中昨日岡山市内で開催された皮膚科の勉強会に参加してきました。講師の先生は東京で皮膚科専門の動物病院を開いていらっしゃる先生です。なかなか興味深いお話でしたが、最近よくこういった講演会の中で話が出るのが、今までの教科書は間違っています、と言った内容です。我々の世界ではそもそも教科書と言えるモノが無いというか、逆にたくさん有りすぎると言うのが正しいかもしれません。いろいろの意見が存在する、つまり一つ一つに決まった答えがないというのが真理なのでしょう。ですから、私の臨床の場でも、答えが飼い主や種類によって違うのが現実です。
皮膚科臨床の世界も飼い主の理解と協力が必須となります。昨日の講演の中でも、食事管理の出来ない飼い主に対しては、治らないことをお伝えすることが大切だと仰っていました。全くその通りですね、我慢が出来ない飼い主にいちいち説明するより、治らないことを断言してあげることの方がお互いのために良いと思います。
おっとっと、いつもの愚痴モードに入りそうなのでこのあたりで止めておきます。院長