先ほど、当院9症例目の白内障手術を実施いたしました。14歳のシェルティーでまさに老年性白内障ですね。この年齢になると多くの飼い主様と獣医師は手術は選択しない傾向が強いですね。今回の飼い主様も手術と言うより麻酔という事に不安を感じていらっしゃいました。もちろんその通りですし、たいせつになさっている動物だからこそ、手術という選択を決断された際は相当悩まれたと思います。そういった不安を解消することが私の使命です。もちろん、相当なプレッシャーもありますが、それよりも、術後飼い主はもとより犬自身に喜んで欲しい一心で手術をさせていただきました。
先ほど終わったばかりですので、経過云々はまだまだ不特定ですが、手術の流れとしてはほぼ目的が達成できたのではと思います。
今日も、オペのサポートに強い味方が付いてくれていたので、器具の動かし方のちょっとしたコツも指摘を頂きながらですが、順調に終えることが出来ました。本当にありがたい事です。右利きの私ですが、左手(というより左指)の微妙な動かし方と器具の使い方がやはり難しいですね。
難しいことに挑戦するってとても気持ちいいですよ。皆さんもそんな挑戦されてみてはどうでしょう。きっと、自分の生活や心を豊かにする事が出来ると思います。