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February 28, 2017

いろいろな考え方があるでしょうが ID:1488244460カテゴリー » 院 長

私がこの職業を始めて30年以上になりますが、最近少し増えたケースがあります。それは電話での問い合わせです。
『もしもし、家の犬の調子がおかしいので電話しました』
『どんな事でしょうか?』
『最近調子が悪そうで病院に連れて行こうと思っていたのですが、さっき見たら息をしていない様に思うんです』
『もう、亡くなっていると言う意味でしょうか?』
『自分では死んでいるかどうかわからないんです、連れて行くと確認してもらえるのでしょうか?』
『もちろん、その診断は可能ですが、心臓が動いていないとか、瞳孔が開いているとかをチェックしてみましたか?』
『それが出来ないからお願いしたいんです』

まあ、こんな感じで電話が掛かってきます。人であれば医師、動物であれば獣医師が死亡を確認するというのは道理に合っているので何とも言えませんが、そこまで自分では決められない人が増えることもどうかと思いますよね。
今日の新聞で、ワカサギ釣りの男性4人が心肺停止。昨日から行方不明。皆さん高齢で池の下に一晩沈んでいたことを考えると・・・。
これって、どうなん?

Up — posted by 管理人 @ 10:14AM

February 24, 2017

狂犬病の会議がありました ID:1487918433カテゴリー » 院 長

本日午後2時から、毎年恒例4月からはじまる狂犬病予防注射に関する会議が開かれ、参加してきました。
数年前に大阪で行われた学会の一コマで動物看護師を相手に講演会を実施したことがあります。その時に下調べをして記憶にある数字が、ペットの飼育率29パーセントというものです。もちろんこの中には金魚やハムスターなども入るので、犬猫はざっくり約半数と言うことでした。その中で約6割がその当時犬の飼育頭数とみられていました。またその中で動物病院にかかったことのある人(犬)が約半数・・・。だから我々の仕事は日本全国民の数パーセントとしか関わりを持たない職種なんです、と講義で唱えたところ、公演後の反響はそれなりにはありましたが、それ以降2度と講演依頼をいただかなくなりました。嫌われて当然ですね。
今日の会議は狂犬病に関する統計も表示されていましたので、2015年度の数字をたとえに計算してみました。全国で犬の登録頭数は6,526,897頭、そのうち福山市が24,199頭と言うことでした。日本の総人口を1.27億人、福山市の人口を47.1万人として飼育率を計算するとなんとどちらも5.14パーセントとなりました。もちろん、動物を飼っていますか?という人に対する質問だと、1頭の犬でも家族全員が『Yes』と答えると正確な数字ではなくなります。ところが、今回の登録頭数で言えば犬の総数としてはある程度信頼の置ける数字だと思います。もちろん、犬を飼っていても狂犬病もうたず未登録の場合や、岡山県近辺で行われている非正規注射で済ませて報告をあげていない飼い主は論外ですが・・・。
それにしても、わずか5パーセントの日本国民、福山市民しか動物病院の獣医師と関わっていないわけです。面白いと思いませんか?私は何となくそんなものだと思っていますが、我々の業界の人はそんな計算していませんから、もっと社会に影響を与える存在になっているはずと、勘違いなさっています。
あーー、時間がないのでとりあえず今日はこの辺でおしまいにしましょう。

Up — posted by 管理人 @ 03:40PM

February 20, 2017

学校の先生にはかないません ID:1487579314カテゴリー » 院 長

先日も気になったので書きましたが、今の学校の先生はどうなっているのでしょう。獣医師会の会議でご一緒した方は、倉敷○○大学に勤務されていると思います。動物看護師の就職に関して、我々の業界が世の中からブラックと言われ始めている・・・、と言う主旨の意見を出されていました。教育機関や医療福祉機関の様に税金を湯水の如くつぎ込む業界でない我らの業界で学校の先生が教えるのは労働基準法ではなく、真の経済学だと思います。本当に世の中に必要とされる人材を輩出しているのならまだしも、仕事がきつい、院長の説教が多い、帰りが遅い、給料安いといったブラックな情報を就職する前から学校の先生が生徒に教えてしまうと、妙に現実的になって無難な就職を考えようとしてしまうと思います。私が今の先生に求めることは仕事に情熱をもって接してくれる人材です。理屈をごねて仕事を単なるお金稼ぎだと考えている輩は全くもって投資価値がありません。学校の先生がはじめから労働基準法を言ってしまうと、多くの学生は田舎では働けません。本当にこの事実がわかってませんよね。残念だけどそんなちっぽけな人達の集まりです。これ、現実。
ここからは今日あったほやほやの話題です。当院のお隣には数年前から閉園している春日幼稚園跡地があります。まだ建物も当時のままで、今は春日教室という看板があって時折地元の方が公民館のように使用されています。土曜日に私が車で出かけようとしたとき、なんとその建物の窓から小学生と思われるガキンチョが2人出てくるではありませんか。そこで地元でもやっかいと思われている西谷院長が呼び止めて氏名と学校名を聞きました。やってはいけない事をしたと2人とも認めたため、2度とするなよと言い渡しておきました。まあ、それはそれで良かったのですが、その晩、なんと彼らが出てきた部屋の電灯が点きっぱなし。まあ、そのうち誰か消灯に来るのかと一晩様子を見ましたが、昨日日曜日の夜も点きっぱなし。と言うことで本日春日小学校に電話をしたところ、女性の教頭先生が対応してくれました。とりあえず子供の行為を戒めたことに対してお礼を言われました。その後、消灯に来られた様ですが、何の挨拶もありませんでした。まあ、挨拶無しでも構いませんが、教頭先生という肩書きがある方ですから、もう少し思慮深く無いといけません。誰か教えてやって下さい。もちろんその誰かとは、この教頭先生が教師になるまでに関わった多くの教員の皆様ですね。悲しいことに、関わった先生方はこんな無礼な教頭を作り出したことを知らないと思うし・・・。いつの時代までさかのぼれば、真の教師に出会えるのでしょうね。
チャンチャン、はーー、手が疲れたよ。

Up — posted by 管理人 @ 05:28PM

February 13, 2017

トヨタ、一人勝ち ID:1486993272カテゴリー » 院 長

トヨタ自動車は2017年世界ラリー選手権に18年ぶりに復帰しました。まあ、とりあえず今年は参戦するだけかと思っていたらなんのなんの、先日行われた第2戦で早くも優勝してしまいました。凄い快挙ですね、おめでとうございます。
私のようなアンチトヨタ、アンチジャイアンツのひねくれ者からすれば、ちょっとだけ悔しい感じですが、とにかくこれは凄いことです。
私の好きな地元マツダも過去にはル・マン24時間で優勝するという快挙がありましたが、あくまでも過去です。大企業病に陥ったその他の日本の自動車会社は不景気を理由にこういった企業アピールは本当に無駄と思っているに違いありません。
先日の獣医師会のように、何をやっても、時間の無駄、難しい、儲からない、誰も見ないなどなど、マイナスな言葉を並び立ててやろうとしません。つまり何もしないわけですのでそれこそ無駄だと思いませんか?
皆さん日本の人たちはトヨタがラリーに勝ったからといって興味は無いかもしれませんが、欧米人からすれば、日本の企業はやっぱり凄いし、信頼性が高いと感じる根拠になります。日本人はカタログや専門誌、あるいはネット情報に信頼性ありと書いてあるだけで信用する人(アホ)も多いので雑誌やネットに文字として宣伝した方が簡単にだませるため、コストは安いのかもしれません。過酷なラリーで優勝する方が、信頼性ありという文字を見て鵜呑みにするより信憑性は明らかにありと認識する方が当たり前だと思いますが、皆さんはどう思われますか?
トヨタの凄いのは今の社長さんです。以前の社長さんまでは、単に日本の自動車会社の社長業をしているだけで、見聞が狭すぎますし、利益追求をそのまま考えて日本の中で一番になることが先決?みたいな人だったと思います。今の社長さんは日本の基幹産業である自動車産業をドンドン牽引してみんなで発展させようと広い心で考えていると思います。
次の総理大臣に如何でしょうか?トランプより面白いと思いますよ。

Up — posted by 管理人 @ 10:41PM

February 10, 2017

またやっちまいました ID:1486684950カテゴリー » 院 長

昨日、久々に会議があり普段お会いしない獣医師免許を持った人たちと会合いたしました。約半数の方は獣医師免許をお持ちですが、学校の先生をされていたり、公務員職の方だったりします。
獣医師会という組織は開業している我々だけではなくこういった他の職種の人も合わせて獣医師会という名目となっております。まあ、穏やかに会議は進んでいき、学校飼育動物の診療等のサポートに関する議題になりました。
問題は多々ありますが、総じて学校側職員の個人的理由であったり、PTA側の問題であったり・・・。そんな理由は考えればいくらでも出てきそうなお話しばかりで一向に前に進みそうにありませんでした。結局動物を飼うのは一部の学校にとどまっているし、それもやる気のない学校とPTAが揃うとまず飼育を断念すると言う一番簡単で、楽な方法をとってしまい、飼育頭数は激減していると言うのが結論の様でした。
そもそも、この会議の冒頭で会長が将来飼育頭数が減少することが予測されるこの業界の将来を不安視する意見が多々ある、と明言されこの会議が始まりました。だから、子供達が少しでも自分たち人間と違う価値を持った動物たちから何かを感じ取って心豊かな人生を歩める様になるかを考える会議なんだなと感じていた私はここでまたやってしまったわけです。
学校の先生も、獣医の先生も『先生』と呼ばれる事にもっとプライドを持って、しんどいこと、困難なことをどうにか克服してその先にはとても楽しい事があるんだと言うことを次の世代に伝えていかないといけない職務があるはずです。結果としてそれが出来ていないから、動物を飼うと大変、お金が要る、休みがなくなる、責任を取らされる等々、わかりきったマイナスイメージばかりが先行し、結果として飼育頭数の減少を起こしていると私は考えている。それは、『先生』と呼ばれている人達の至らなさが結果として表れているはずです。先生という職業の人は結果を出すための努力を惜しまない人に対してのある意味『敬語』であると私は思っています。だから、楽をする事、責任をなるべく逃れる事しか考えないことを目的とした人達を『先生』と呼ぶ必要はない。だからこそ、周りの人達から真の意味で『先生』と呼んでいただけるように精進することを会員全体に周知徹底する事を求めます。
ってな感じで懲りもせず吠えてしまいました。
あーーー、またやちまった。ホントに懲りない私です。

Up — posted by 管理人 @ 09:02AM