昨日、とっても気持ちの良い一言を頂きました。それも未就学児と思われる男の子の一言です。高齢のボストンテリアで心臓病、脳神経疾患で寝たきり直前の犬の診察にお母さんとおばあちゃんがおみえになり、彼は一緒についてきたようです。診察台に横たわった犬を私が診ながら飼い主様とお話をしていると
『あのおじちゃん、楽しそう!』
と言ってくれました。
『そう、おじちゃんこの仕事大好きなんよぉーー!!!』
って答えておきました。
診察台にいる犬はとてもシビアな状況ですが、飼い主様はこれまでできうる限りの努力をしていただいた方々でしたので、入院よりも自宅での経過観察をお願いしている場面でした。もちろん、そんな場面ですから流石の私も笑いながら診察していたわけではありません。そこに、この一言。とっても病院全体が穏やかな気持ちになる瞬間でした。
最近、腐った感覚の若者をよく見かけますが、本当はみんな幼少期には腐ってはいなかったハズです。大人になるって本当に難しいのでしょうね。
この場面を共有した動物薬品メーカーの営業の方も、
『いやぁー、凄いことですね』
と、感心していました。
良かった良かった。