日本政府の北朝鮮問題に対する報道を見ていると、アメリカ無くしてこの国は存在できないと言う事実だけが浮き彫りとなります。終戦記念日の前後にNHKで放映されていた太平洋戦争のドキュメンタリーを見ていると、本当にこの国の政府はいつの世も国民に対して何の責任も取らないし、見殺し状態。もちろん、戦争ですから調べれば悲惨な事実が再確認されることは誰が考えても想定できます。だけど、日本の兵隊さんのほとんどが餓死していたと言う事実は昭和36年生まれの私ですら大人になってからやっと知らされたような気がします。そんな作戦を決めた人は机の上で考えて、それを真に受けた直属の士官が命令し、それを鵜呑みにした兵隊さんは餓死し、それを疑問に思った賢い兵隊さんは命令に背いたとして罰せられる。
考えてみれば、今の政府と経済界、一般国民みたいです。机の上で考えた人は経済界のけん引者、士官は政府のお偉いさん、兵隊さんはもちろん国民のほとんど、背いた人の中に戦後の復興に尽力した人がいると言った図式でしょうかね。
日米地位協定って、結局は未だに日本がアメリカの属国ですよってことでしょう。学校の先生方もこの事実をなるべく幼いときからしっかり伝えていかないといけません。日本の外交にアメリカ抜きでは何の進展もありません。外交交渉をしている姿を見せるだけで何も出来ないこの事実が北朝鮮問題の対応を見ても分かります。結局、何があってもアメリカが守ってくれると言ってくれたことに安堵の気持ちを抱く国民達。まさに植民地だと認めていると言うことですね。
お盆に親戚が集まっていろいろお話しをする中で、日本の歴史の話が出て、大河ドラマがいつも戦国時代が舞台だから面白い・・・。という意見もありました。この国の多くの人は戦争反対だと思っていますが、昔の戦国時代の勝った負けたのお話しは何でこんなに好きなの?同じ日本人同士が殺し合いをした事実を知って面白いとは何事でしょう。本当に戦争反対ならば、戦国時代の日本人は愚かだし、70数年前も大国を相手取りバカな戦争をふっかけたのもこの国だという事実を受け止めてはじめて戦争反対を語れると思うのですが、如何でしょうか?