3月12日水曜日、今度は市内駅家町の中学校での出前授業です。
中学校一年生だから、スライドも文字での表現を少なくし、画像を多めにして準備をしました。
まずは、学校に少し早めに到着、待合室は図書室でした。その後定時になって女子中学生が私の名前を呼んで教室までご案内。少しばかりの雑談をしてこの学校の特徴を聞き出します。
さあ、教室に入って普通にまず挨拶。子供達の挨拶も思ったよりも元気良し。良い感じでのスタートです。雑談をしながらプロジェクターの準備。そして生徒の代表が進行係として登場。かなり小さな声の男子生徒でしたのでみんなの応援あり。生徒による挨拶から講義の開始。
まずは、将来について今どう思っているの?を聞き出します。その後獣医師ってどんなことするの?をせつめい。開業以外にもいろいろな働き方があることを伝えました。そして私の話を少々。その後、普段の診療とか手術の画像をちょこっと披露。結構グロテスクな画像もいれながら、仕事の大胆さをアピール。そして、普通の人なら大変と思って躊躇する事を、なぜか私の場合は躊躇せず突き進む事を選択して居ますよ、と説明。最後の症例は犬の断耳です。動物愛護の精神からすると虐待ですね。でも、これも他の獣医師がしないから私がする羽目になっているだけですと説明。社会のルールに沿って生活する事も大事だけれど、世の中には犬の耳を無理矢理切って形を楽しむ人も居ることを疲労しました。人で言う美容整形チックな話です。自動車やバイクだったら、変な色に塗ったり車高を落として火花を散らしたりする人も居ますよね。自分の顔の一部に注射したり、顎の骨を削ったりする人も居るでしょ。犬も猫もいろいろな楽しみ方があると思った方が良いですよと説明すると、なんとなくそうなんだなぁーって顔になるから面白いですよね。テレビでいい加減なタレントを使って過剰な動物愛護を披露しているこの国ですから、それに習った何も出来ない、許容しない獣医師が多数になるのは仕方ない事かもしれません。
結局、私が伝えたかったことは、仕事を楽しむ事が幸せにつながりますよと言う事であって、金持ちになれる職業を選んだとしても、幸せになったり、楽しめたり出来るとは限らないよって事が言いたかったのですが?伝わったかな?
と言うわけで、仕事を楽しめている獣医師だからお呼びが掛かったと言う事だけは真実です。楽しめていない獣医師には申し訳ないですが、それが現実なんです。チャンチャン!!