狂犬病の話題が絶えない毎日になり、問い合わせも多くなってきております。まずは、冷静な判断をお願いします。
考えていかなければいけないのは、法律上、犬に関しては接種の義務があるということです。ですから、まずその法律を遵守するという当たり前のことが大切だということです。しかし残念ながら接種の義務を知っていながら勝手な理由を付けて接種していない事例が最も多いことに驚きます。特に多数の犬を飼育しているところではほとんど守られていないばかりか、接種しなくても良いという間違った情報の発信源になっております。ですから、はじめに書いたように情報の適切な理解をお願いいたします。ポイントは
1.日本での犬の発症は昭和32年以降ない。
2.アメリカですら猫にも狂犬病の予防接種を行っている。
3.犬の飼い主は厚生労働省のホームページで法律の内容を確認してください。
4.公的機関で発表されている日本の飼育頭数は根拠のない数字として判断してください。(つまり実数は不明で相当な違いがある)
5.犬を飼っていない人はこの実態を知らない。(みんな接種してくれていると勘違いしている)