少しお休みを頂いて、海の向こうに行ってきました。そこで偶然4年ぶりにお会いした方との会話を紹介します。
『金子さん、最近不景気で大変なんじゃないですか?』
『もちろん、不景気だけど、かえって純粋にこの仕事が好きな人だけ残っているから、ビジネスとして押しつけられていた以前より今の方が楽しめているんだよね』
なるほど、お恥ずかしい。この日記の中でお金じゃないなーーーんて書いている自分が本当に恥ずかしいですよね。ほんと、失礼な質問をしたものです。ご免なさい、金子さん!!!
以前から眼光鋭くプロとして海外で活躍されていたのですが、厳しい競争社会に勝ち残った今は鋭さはそのままで優しさというか自信に満ちた目つきの金子さんでした。偶然だけどお会いできてとっても勉強になりました。
もう一つ感じたことがあります。大好きな自動車の話題なのです。ここ広島で生まれ育った事もあるでしょうが、もちろん私はマツダ党であります。その地元マツダが来春新型車を登場させます。ところが、今回行った国には何とそれとよく似た車が既に走っているではありませんか?それも、韓国製です。たった2年前には考えられないくらい洗練されたスタイルで内装、外装含めてコスト優先とされている日本車を見事に凌駕する完成度の高さでした。オマケに値段も若干安いみたい。海外市場の依存度が高いマツダにとってこれってどうなの?って感じですよ。マツダの社員さんはご存じなのでしょうかねえ。もちろん燃費を含めたハード面では少しのメリットを持っているかもしれませんが格好良くって安いとなると・・・。後出しでそっくりの車なんか販売したら、それこそパクリカーって評価にしかならないのでは?と心配してしまいます。
現実の話として、北米ではトヨタ、ホンダ、日産が軒並みマイナスなのに韓国車が売り上げを伸ばしています。私はてっきり震災の影響かと思っていたのですが、今回この件、さらにこの会社のソナタっていう車種を見たところ、そのデザインがとってもエレガントで以前の韓国車からは比べものにならないくらい競争力がアップしているように見えました。ひいき目に見ても日本車、完敗です。
2番じゃ駄目なんですか?なんて呆けたコメントを言うようなあんぽんに政治を任せているようなこの国の顛末です。