先日から各動物薬メーカーのプロパーの方々が多く訪問されます。皆さん口をそろえて、消費税問題がどうのこうのと言う発言が多く聞かれました。先生はどうされますか?と皆私に聞くものですから、私は少し捻った気持ちでこう答えました。
ほとんど気にしていません。それよりも国が多大な予算を組んでそれに対する納税額が単に足りないから増税すると決めたのに、なぜ納税者が節税と言って年度内に何でも購入しようとするのか解りません。そんな意識を過剰にすると結局増税して予算を満たそうとする国の意向とは裏腹に税金が足りなくなって、また増税なんて事になる。だから結局消費税が10パーセントにあげないといけない理由を政府に裏付けさせる事になるわけです。これが段階的にあげる目的なんですよね。
率直に言うと、高齢の方には申し訳ありませんが、治りもしない病気になって闇雲に保険という国費を使いすぎるからこうなった訳です。若者のためにも浪費では無く医療費の節約には努めて頂きたいものですね。
何やら同業者の若い世代が今年度内に広島、岡山各市内で数件新規開業があるみたいです。既に斜陽産業と言われはじめて数年。もちろん、消費税が低いときに開業したい気持ちは分かりますが、いきなり、4月から冷え込んだ市場が待っているわけですよね。駆け込み開業、いきなり廃業なーーーんてよろしくない現実が見え隠れしますよね。気持ちは分かりますが、賢明とは言えないような気がします。まあ、頑張って頂くしかありませんが・・・。
ちなみに、当院は全ての業務において当たり前に4月1日午前零時より全ての事柄に8パーセントの消費税が上乗せされることになります。駆け込みされてもされなくてもこの国が潰れない限り単純明快に経営していくことになりますので、よろしくお願いします。消費税が上がってから購入して頂けばこの国を少し救うことが出来ると思いませんか?