昨日、当院白内障手術5例目を実施致しました。犬種はミニチュアピンシャーです。かなり手術慣れしたせいか、何と角膜切開をはじめてから約20分でオペを終えることが出来ました。使った環流液や粘弾性物質も以前の半分以下の使用量で終えることが出来、とても良い結果を期待できるのではないでしょうか?ただ、今回の症例は硝子体圧が高かった様で、水晶体の核を除去したとたん、後嚢が手前にせり出してきて少しドキドキしました。まあ、これも大事な経験ですね。人間でもたまにこんな事があって、大慌てになる事もあると聞いています。こればかりは症例を重ねるしかありません。
たまたまですが、先ほど当院3例目の犬が検診に来られました。この症例は両眼の白内障でしたから、オペ後の満足度は高く、今日もノミマダニの相談も兼ねて来院されました。たまにオペした眼の結膜充血はあるようですが、外見上大きなトラブルは認められず、もちろん普通の生活が維持できているとのことでした。めでたしめでたし。
今のところ、次のオペが決まっていません、どなたか症例をお持ちの方、相談に乗りますよ。ってちょこっと営業。