10月21日に予定されていた大門高校での出前授業が中止になりました。父兄からのクレームに学校側が過剰に反応してしまったようですね。まあ、いろいろな立場があります。だけど、学校って先生を保護したり父兄のクレームに屈する場ではないような気がします。子供達に多くの情報を伝え、人生を価値あるモノにしていく方法をたくさん伝えていく場だと思います。ですので、学外の人の意見を聞くチャンスをなくすと言うことはコロナウィルスの問題をとやかく言うより大切な事だったように思います。
そんな父兄の子供達が大学受験のシーズンを迎えようとしています。もちろん、就職試験もあるかもしれません。クレームを出した父兄はそれこそ全国各地から集まる大学受験と、地元に住んでいる講師の出前授業とのリスクの違いの大きさをわかっているのでしょうか?
私は多くの若者を雇用し、首を切ってきました。それは、高校までに携わってきた学校の先生がきっちり教育していないからだと真剣に感じています。出来る出来ないの以前に『しない』選択を教えているとしか思えないからです。今の日本はコロナウィルスの問題で『しない』選択ばかりが目立ちます。これはやはり教育の問題だと思いませんか?教育現場が悪いのではなくて、現状を理解していない人が多すぎるからやっかいなんですよね。学校の先生だけので帰任ではなくて、教育現場に対して何も『しない』人が多すぎます。少子化で子供を持たない人は学校なんか全くの疎遠となります。何もわからず、『最近の若い奴らは何も知らないし何もしねえ』なんて言うだけで、結局教育現場にたいして『何もしねえ』人になっていきます。
地域や社会で子供を育てる意識がもっと必要かと思う今日の日記でした。