俳優の香川照之さんが大変なことになって居ます。いろいろな評価はあるでしょうが、芸能人の中では特に恵まれた存在であったことは明白です。素晴らしいタレント性をお持ちです。誰しもが出来る事ではありませんよね。業界には必要な人で有ることは間違いありません。ですから、火消しに走った人はたくさんいらっしゃったでしょうね。
真実はどうであれ、やってしまったことは消せません。ここまで毎日繰り返し報道されると何度もしでかした罪のように感じてしまって時間がたつほどエスカレートする事になります。動物病院業界で言えば、一度のミスをネット上に書き込まれると、何度もミスをする獣医師に見えてくることと同じです。何度も見過ぎてそのうち忘れてしまうまで待つしかありません。
このままだと、テレビなんて本当になくても良い存在になります。事実、映画とスポーツ以外は見ません。だけどBGM代わりにスイッチオン。ほとんどラジオと同じレベルの存在です。いやいや、ラジオ以下で、時計代わりかもしれません。
香川さんもタレント性豊かですから、テレビという舞台からはさっさと身を引いて、自己表現が出来る舞台とかに活躍の場を移す方が良いと思います。
昨日、当院と取引のあるディーラーの営業マンが来られました。業界の将来性に不安があると会社でも話に上がることが多くなったようです。当院はいろいろ工夫をして経営は順調です。売り上げに固執していません。とにかく、動物が病気をしない方法を飼い主様に徹底して、あくまでも動物病院はサポーターに徹することにしています。昨日、ボウリングに行った時、仲良しのおばちゃんが、知り合いのボルゾイが竹串を飲んで手術したら40万円請求されたと私に教えてくれました。その仲良しのボウリング友達も、私が獣医師であることは知っています。だけど、私は営業しないので自宅近くの若い先生のところで自分の犬はお世話になっています。それで良いんですよ、その方がいろいろな情報が集まるわけですから。
畜産業界で言えば、牛が幸せな顔をしてきれいな場所でゆったり暮らせていれば病気もしないし生産性よりも効率よく事業が動きはじめ、結果として経営が安定する、と同じです。今はつなぎ牛舎の限界が来ています。やはり運動不足では牛も健康とは言えなくなります。
変な意味での動物福祉ではなく、見た目の動物福祉は大切です。家の中が好きな猫も居れば、外が好きな猫もいるって事ですね。
酒にまけて、失態を犯す人も居れば、お酒と上手に付き合えて、常に冷静で居られる人も居ると言う事ですね。香川照之さん頑張って!!!