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January 20, 2016

眼科研修会 ID:1453249478カテゴリー » 院 長

１７日日曜日に広島市内で開催された眼科研修会に参加してきました。今回は獣医師と動物看護師、さらにはペット関連業者向けと言う事もあってか福山近辺からの獣医師の参加は私を含めて３から４名という悲惨さでした。
講師は私の師匠でもある、上岡尚民先生でしたので非常に興味深く、聴き方によっては私への警告ともとれる様な普段の診療でやってはならないことを中心としたとても興味深いお話しの連続でした。最後のペット関連業者向けのセミナーは聞かずに途中退席とさせて頂きましたが、実は本当に大事なことは現時点で治療困難な遺伝病を持つ可能性のある犬種や血統の繁殖をコントロールする事なんですよね。
以前に書いたことがあるかもしれませんが、人間と違って犬の白内障は若齢で発症する場合の方が多いのです。ですから遺伝的素因が強いことは誰が考えても分かることですよね。白内障は上手に手術を出来れば８割くらいの確率で生活の質の向上をはかることが出来ます。ですから、トライする価値は非常に大きい。だけど投資額も非常に大きい。結果、私のようなチャレンジ精神の残った獣医師にはうってつけの治療法となる訳です。３月に新たにミニチュアピンシャーのオペを予定しています。これを成功させると改善率は４分の３となり、改善率の向上に繋がりますので、私にとっても大事な症例ですね。
過去３例、手術を重ねる度オペの要領が分かってきて、緊張感が過度で無くなって来ています。初心を忘れること無く、さらに精進出来る様、今から準備して行こうと思う今日この頃ですね。

Up — posted by 管理人 @ 09:24AM

January 04, 2016

仕事始め ID:1451870472カテゴリー » 院 長

さあ、今日から通常通りの始まりです。
実は、年甲斐も無く岡山県矢掛町の北側の鉄塔沿いをバイクでの林道ツーリングに参加しました。昨年4月には別な場所で転倒し、右大腿部の肉離れをおこし途中リタイヤでしたので、今回こそはと・・・。
しかーーーーし、ベテランさんにとっては何とも無いコースなのかもしれませんが、林道初心者の私にとって、今回のコースはやはり難問だらけ。転倒に継ぐ転倒で、バイクにまたがっている時間の方が少ないくらい。いやあ、参りました。とりあえず、多くの人の助けを借りてリタイヤすること無く、満身創痍で帰ってきました。
おかげで今日は筋肉痛なんだか、打ち身何だか判りませんが身体の痛みと闘いつつの仕事始めとなりました。
さあ、年明けから過激な生活。だけど満足感のあるスタートとなりました。皆さんは如何でしたでしょうか？

Up — posted by 管理人 @ 10:21AM

January 01, 2016

明けましておめでとうございます。 ID:1451602926カテゴリー » 院 長

新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
あっという間の1年でした。白内障オペに挑戦できた1年とも言えますね。さて、今年は何に挑戦しましょうか？流石に今のところ大きな目標を立てることが出来ていません。だけれども、何事にも挑戦する思いだけは常に持ち続けて行きたいと考えておりますので乞うご期待。
さあ、寒いけれど当番頑張ろう！！！

Up — posted by 管理人 @ 08:02AM

December 02, 2015

異常と正常 ID:1449017834カテゴリー » 院 長

同性愛は異常でしょ。と県議が書き込み。ってニュースがありましたね。これ、今の時代、うかつに発言できません。だから、立場ある人がその発言をしてしまう事に対して問題であることに間違いはありません。
私も、院内では問題発言の連続です。ただし、相手を見ての発言なので・・・。ツイッターの様な不特定多数の人に伝わる媒体ではもちろん慎むよう努力はしているつもりです。その点ブログは丁度良い媒体と考えているわけです。
さて、皆さんは現実に本当の同性愛者とお話しされたことがありますか？私は日本国内でそれと分かっていて話をしたことは一度もありません。唯一、昨年と今年オーストラリアでお世話になったコテージのオーナーがそうでした。女性二人のカップルだそうで、私が東京在住の古くからの友人（男性）と二人で泊まったものですから、『あなた方もカップルですか？』と質問された事が思い出されます。恐らく日本だったら、おっさん2人で旅行していてもそんな目では見られないと思いますが、オーストラリアでは違った価値観がもう普通に根付いていると思われます。面白いですよね。お話をしても、そのおばさん達もとっても普通で優しくて、穏やかですよ。だから、これからどんどん日本もこんな事が普通になって行くことでしょうね。
個人的にはどちらにしても、価値観の多様化は避けられないと認識しています。大きな目線ではこれらはあくまでもマイノリティーですので、それなりの社会的立場に追い込まれる事も、当事者は分かっていて、そんなに気にしていないのが現実なのでは無いでしょうか？こんな現実にいちいち突っ込みを入れる人が多くなること自体は避けないといけませんね。

Up — posted by 管理人 @ 09:57AM

November 23, 2015

眼でたし眼でたし ID:1448236688カテゴリー » 院 長

今日は休日ですが、当院3頭目の白内障オペを実施した犬の退院日だったので、嬉しくて楽しくて自慢をしたくて日記を書くことにしました。
症例はミックス犬（だと思う）、両側性の白内障ですが、先日まで何とか視覚が残っていたけれど、ここ数日ほとんど見えなくなったとの事でオペとなりました。今回は程度の軽い（視覚の改善が認められそうな）方のオペなので、失敗は許されません。20日の金曜日に手術をして、その日のうちに何となく見えてそうな感じでした。昨日は外での散歩で視覚の復活が確実なものと判断でき、合併症も今のところ無さそうなので先ほど退院して頂きました。
2年前に白内障専用の機器をうん百万円で購入し、今回で3症例目。残念ながら2症例目は合併症が出て縮瞳してしまい視覚回復出来ておりません。本当に申し訳いことですが・・・。
機器導入時に消耗品のパックが6つ添付されていますので、あと3頭はオペコストを抑えて実施することが出来るのでとりあえず、当院の理解ある飼い主様のみオペを実施することにしています。
以前、この仕事を沢山持つ趣味の中のひとつと、世間様には失礼な発言を何度かした事があると思いますが、私の年代の獣医師で回収不能と分かりきった投資をし、それなりのトレーニングにあえて挑戦するモチベーションと失敗を恐れない精神力。これを支える周りの人々（スタッフや飼い主様）。普通の感覚では出来ませんね。だから分かりやすく（？）趣味と位置づけることで無理矢理納得しているだけなんですよね。
先日お話しした椎間板の手術もそうですが、結果が出たときのうれしさは格別です。経験した人にしか分かりません。なにせ、同じように手術をしても結果の出ない場合もありますから・・・。
今の獣医大学を出ても、白内障のオペなんか全くトレーニングしていませんので、勇気があって、精神的にも肉体的にもタフな人でない限り、この手術に挑戦しようと思う人は、そう多くは無いと思います。情けないけれど現状ですね。
小学校の低学年の頃から、模型作りをしているときは、ご飯も風呂もトイレも宿題も忘れるくらい集中していた事が役に立っているのでしょうね。ちなみに、今でもプラモデルは少しずつですが作っています。（スカイラインGT-R、ランチアストラトス、ホーク�供▲茱轡爛薀好坤�GSX-Rの同時進行）5分でも時間が余ったら少しだけパーツの切り出しをしてイメージを膨らませるわけです。そうするとプラモの作成手順も眼科のオペと同じで夢に出てきて違った発想が生まれたりするから面白いですよね。
さあ、今日は天気が良いからちょこっとショートツーリングにでも行って来ましょう。

Up — posted by 管理人 @ 08:58AM

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